「たるみ」の表現

「たるみ」とは皮膚のハリがなくなり垂れ下がる状態のことを示します。
化粧品では目や口の周りや頬の下をメインに顔の周りについてたるみを表現しますが、ダイエット表現の中にはお腹周りの皮膚のたるみも該当します。

目次

化粧品の「たるみ」のNG

たるみは皮膚のハリがなくなることによって起こるというロジックから「肌を引き締める」と「肌にハリを与える」効能効果を謳えると考えます。
例:ハリ不足に
例:気になる部分にハリを

直接「たるみ」と表現しなくても、たるみを予防、改善、解消の意味で表現すると薬機法に抵触する恐れがあるので、注意しましょう。

医薬部外品(薬用化粧品)では医薬部外品として個別に承認された効能があればその範囲内で表現することができます。

化粧品の「たるみ」NG例

「たるんだ目元に」
「口元のたるみをアップ」
「リフトアップに」
「顎のラインをシャープに」
「小顔効果」
「首元のたるみ」
「若々しいフェイスラインを作ります」
「年齢からくる気になるフェイスラインに効果的」
「顔の輪郭を整える」
「使ってすぐに輪郭が上がる」
「テーピング効果」

健康食品の「たるみ」のNG

健康食品(サプリメント)では効能効果について謳うことができません。
体に作用する表現はNGです。

機能性表示食品については、その機能性が受理されている内容についてならば表現できます。

健康食品は景品表示法や健康増進法に抵触するケースも多いので必ず確認しましょう。
⇒ 健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項について|消費者庁(冊子PDF)

健康食品の「たるみ」NG例

「たるみ」
「リフトアップ」
「肌ケア」
「ハリ」
「肌にハリを与える」
「美容ドリンク〇〇でハリツヤ」
「ぷるぷると弾むようなお肌に」
「ウエストすっきり」

 

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