健康食品広告ルール 効能効果
目次
健康食品では効果効能について謳うことができません
健康食品では病気を治療、予防することを謳えません。
❌「効く」表現のNG例
それを摂取して「効く」と言うのは効果があることになります。
「効く」
「効き目がある」
❌疾病の治療や予防ができる表現のNG例
「糖尿病、高血圧、動脈硬化の人に」
「胃・十二指腸潰瘍の予防、肝障害・腎障害をなおす」
「ガンがよくなる」
「眼病の人のために」
「便秘がなおる」
❌体の内部の変化を表す表現のNG例
体の内部が変化することも医薬品的な効能効果にあたります。
ただし***
「疲労回復」「強精(強性)強壮」「体力増強」「食欲増進」
「老化防止」「勉学能力を高める」「回春」「若返り」「精力をつける」
「新陳代謝を盛んにする」「内分 泌機能を盛んにする」「解毒機能を高める」
「心臓の働きを高める」「血液を浄化する」「病気に対する自然治癒能力が増す」「胃腸の消化吸収を増す」「健胃 整腸」
「病中・病後に」「成長促進」
❌医薬品的な効能効果を暗示させる表現のNG例
商品の名称やキャッチフレーズ、成分の説明、西方の説明、起源や由来、他媒体の記事や談話・学説・経験談などで、その効能効果を暗示させるものはNGです。
名称やキャッチフレーズ
「延命○○」「○○の精(不死源)」「○○の精(不老源)」「薬○○」「不老 長寿」「百寿の精」
「漢方秘法」「皇漢処方」「和漢伝方」
成分の表示や説明
「体質改善、健胃整腸で知られる○○○○を原料とし、これに有用成分 を添加、相乗効果をもつ」
製法の説明
「本邦の深山高原に自生する植物○○○○を主剤に、△△△、×××等の薬 草を独特の製造法(製法特許出願)によって調製したものである 」
起源、由来などの説明
「○○○という古い自然科学書をみると胃を開き、欝(うつ)を散じ、 消化を助け、虫を殺し、痰なども無くなるとある。こうした経験が昔か ら伝えられたが故に食膳に必ず備えられたものである。 」
他媒体の記事や談話・学説・経験談
広告ではないものからの引用であっても、それが医薬品的な効能効果を謳っていればNGとなります。
「医学博士○○○○の談 『昔から赤飯に○○○をかけて食べると癌にかからぬといわれている。 .........癌細胞の脂質代謝異常ひいては糖質、蛋白代謝異常と○○○が結 びつきはしないかと考えられる。』 」
❌ダイエットを謳うのはNG
飲むだけでダイエットができるとは考えられません。
適度な運動と食事制限に加えて健康食品を補助的に摂取することです。
「無承認無許可医薬品の指導取締りについて(46通知)」|厚生労働省
医薬品的な効能効果について|東京都福祉保健局
健康食品に関する景品表示法及び健康増進法状の留意事項について(冊子)|消費者庁平成28年制定
上記PDFファイルは法令ではありませんが実務的にはこれに従う必要があります。
検索
≫ 健康食品の記事一覧
≫ 商品別NG集
≫ 表現別NG集
≫ 最低限これは守れ!リスト
ワンポイントレッスン
「逆引き薬機法」について
このサイトは、ご自身で薬機法について学び、判断して違反にならないコンテンツが作れるようになるきっかけのサイトです。
薬機法等の法令や通知の中からWEBライティングに関わる部分を取り上げていますが、これが全てではありません。 また、わかりやすく簡潔に記載しているため、内容や表現が細部まで行き渡っていない部分があることをご了承ください。
表現例については、これまでの判例などから特にWEBライティングの際に使いがちなものを挙げています。 様々な資料や判例などに基づいて掲載しており、あくまでも一例です。必要に応じて必ず確認をしてください。
薬機法は法律ではありますが、都道府県や担当者によって解釈が大きく異なる場合があります。法律改正や関係省庁からの通知発令前であっても、時流に合わせて違反基準が変わることもあります。
本サイトの内容に沿ってライティング等を行ったにも関わらず違反となってしまった場合、本サイトでは一切責任を負いかねます。専門的な疑問や、最新の情報等については必ずご自身で確認していただくよう、お願いいたします。
このサイトは2019年9月現在の情報に基づいて作成しています。
※ 医薬品、医療部外品、医薬部外品、化粧品、医療機器および再生医療等製品を合わせて「医薬品等」と表記しています。また、「化粧品」を医薬部外品の薬用化粧品と区別するために「一般化粧品」と表記します。
※ 食品のうち医薬品、医薬部外品、病者用食品、保健機能食品、そして一般的は食料品以外のものを「健康食品」と表記しています。