医薬部外品の効能・効果の範囲
目次
医薬部外品の効能・効果の範囲
その商品は医薬部外品ですか?
確認しましょう。
⇒ 商材の見分け方 医薬品等(医薬部外品・化粧品)
薬用化粧品で謳うことができるのは商材別に以下のようになります。
医薬部外品のうちの薬用化粧品の効能・効果の範囲についてはこちら。
⇒ 薬用化粧品の効果・効能範囲
各商品に対して、その目的と剤型(形状)を満たすものは、この効能・効果を謳うことができます。
例1:口中清涼剤でアンプル型のもの⇒NG(認められた剤型ではない)
例2:育毛剤でくせ毛を伸ばす⇒NG(認められた効能・効果ではない)
口中清涼剤
<目的>吐き気その他の不快感の防止を目的とする内服剤
<剤型>丸材、板状の剤型、トローチ剤、液剤
<効能・効果>口臭、気分爽快
腋臭防止剤
<目的>体臭の防止を目的とする外用剤
<剤型>液体、軟膏剤、エアゾール剤、散剤、チック様のもの
<効能・効果>わきが(腋臭)、皮膚汗臭、制汗
てんか紛類
<目的>あせも、ただれ等の防止を目的とする外用剤
<剤型>外用散布剤
<効能・効果>
育毛剤(養毛剤)
<目的>脱毛の防止および育毛を目的とする外用剤
<剤型>液剤、エアゾール剤
<効能・効果>育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛
除毛剤
<目的>除毛を目的とする外用剤
<剤型>軟膏剤、エアゾール剤
<効能・効果>除毛
染毛剤(脱色剤、脱染剤)
<目的>毛髪の染色、脱色または脱染を目的とする外用剤。毛髪を単に物理的に染色するものは医薬部外品には該当しない。
<剤型>粉末状、打型嬢、液状、クリーム状の剤型、エアゾール剤
<効能・効果>染毛、脱毛、脱染
パーマネント・ウェーブ用剤
<目的>毛髪のウェーブ等を目的とする外用剤。
<剤型>液状、ねり状、クリーム状、粉末状、打型状の剤型、エアゾール剤
<効能・効果>毛髪にウェーブをもたせ、保つ。くせ毛、ちぢれ毛、またはウェーブ毛髪をのばし、保つ。
衛生綿類
<目的>衛生上の用に供されることが目的とされている綿類(紙綿類を含む)
<剤型>綿類、ガーゼ
<効能・効果>生理処理用品については生理処理用、清浄用綿類については乳児の皮膚・口腔の洗浄・清拭または授乳時の乳首・乳房の清浄、目、局部、肛門の清浄・清拭
浴用剤
<目的>原則としてその使用法が浴槽中に投入して用いられる外用剤。(浴用石けんは浴用剤には該当しない)
<剤型>散剤、顆粒剤、錠剤、軟カプセル剤、液剤
<効能・効果>あせも、荒れ性、うちみ、肩のこり、くじき、神経痛、湿疹、しもやけ、痔、冷え症、腰痛、リウマチ、疲労回復、ひび、あかぎれ、産前産後の冷え症、にきび
薬用化粧品(薬用石けんを含む)
<目的>化粧品としての使用目的を化粧品類似の剤型の外用剤
<剤型>液状、クリーム状、ゼリー状の剤型、固形、エアゾール剤
<効能・効果>⇒薬用化粧品の効能・効果範囲
薬用歯みがき
<目的>化粧品としての使用目的を有する通常の歯みがきと類似の剤型の外用剤
<剤型>ペースト状、液状、粉末状の剤型、固型、潤製
<効能・効果>歯を白くする、口中を浄化する、口中を爽快にする、歯周炎(歯槽膿漏)の予防、歯肉炎の予防、歯石の沈着を防ぐ、むし歯の発生及び進行の予防、口臭の防止、タバコのヤニ除去
忌避剤
<目的>はえ、蚊、のみ等の忌避を目的とする外用剤
<剤型>液状、チック様、クリーム状の剤型、エアゾール剤
<効能・効果>蚊成虫、ブヨ、サシバエ、ノミ、イエダニ、トコジラミ(ナンキンムシ)等の忌避
殺虫剤
<目的>はえ、蚊、のみ等の駆除または防止の目的を有するもの
<剤型>マット、線香、粉剤、液剤、エアゾール剤、ペースト状の剤型
<効能・効果>殺虫。はえ、蚊、のみ、しらみ等の衛生害虫の駆除または防止。
殺そ剤
<目的>ねずみの駆除または防止の目的を有するもの
<効能・効果>殺そ。ねずみの駆除、殺滅又は防止。
コンタクトレンズ用消毒剤
<目的>ソフトコンタクトレンズの消毒を目的とするもの
<効能・効果>ソフトコンタクトレンズの消毒
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※ 医薬品、医療部外品、医薬部外品、化粧品、医療機器および再生医療等製品を合わせて「医薬品等」と表記しています。また、「化粧品」を医薬部外品の薬用化粧品と区別するために「一般化粧品」と表記します。
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